新刊本のコーナーや話題の本のコーナーは、1種類の本が10冊以上平積みになっています。単行本は、表紙と裏表紙の紙が厚いので、けっこう分厚い感じがわかります。問題は、文庫本です。平積みされている本が多いと、奥の方はどれくらいの厚みなのか、ぱっと見ただけではわかりません。
表紙を見て、好きな作家さんの本だとすっと手にすると、一瞬びっくりします。予想よりも分厚い場合もあります。意外にも薄く短編だったんだ、という時もあります。手に取った時にどれくらいの分量の物語なのか、やっとわかるのです。手に持った瞬間のカンジが、なんだかとってもいいなあと思います。特に、予想を裏切られた方がわくわくします。すぐ読みたくなります。
本を選ぶ時には、作家の名前と表紙のイラストや絵が大きく左右する、と聞いたことがあります。書籍もCDみたいにジャケ買いするんですね。そういえば、私も無意識にそうしています。そして、次に手に取った雰囲気も大切なんじゃないかと思います。文字をたくさん読んで物語に触れたい読書好きとしては、読みごたえのある本が好きなんです。期待通りの厚みがあると、よーし、と、しっかり心構えをして始めの頁をめくります。

どうしてこんなに読書が好きなのでしょう。小学生や中学生の頃よりも、大人になってからの方が読書量は増えました。新刊書店で買ったり、チェーン店の古書店で買ったり、都心の古書店街で買う本のストーリーに入り込む瞬間の感覚が好きです。
基本は、単行本や文庫の小説を買います。以前は、雑誌のコーナーは素通りしていました。それが、ある時から雑誌を一通り眺めてから単行本を見るというパターンに変わりました。キッカケは何なのかと考えると、たぶん、好きな芸能人が表紙のファッション誌を手にした時から、と思い当たりました。文庫と同じように、雑誌も表紙のジャケ買いをしているのでした。その次には、文房具特集のビジネス系の一冊をみつけて買いました。実用的なものばかりが紹介されているのかと思ったら、面白さ重視で作られているものも掲載されていました。
それから、いろいろなジャンルのものを手にするようになり、雑誌にも興味を持ったのでした。全部を買うことはできませんが、手元に置いてじっくり読みたいなあと思うものは買います。なので、本屋さんに行く時は、これくらい、と予算を決めてます。好きなジャンルが増えると、読書の楽しみ方も増えてきます。

たまに、平日の午後、ひとりでファミレスに行きます。場所によってはほとんどがおひとりさまの客です。営業職のようなサラリーマンもいれば、この人は一体どんな仕事に就いているのだろうかと思えるほど正体不明の女性も見たことがあります。
その日も、私は読書をしようとファミレスに入りました。午後のティータイムという時間です。隣の隣の席には、女性が一人座りました。注文を終えると、すぐに文庫を取り出して読んでいました。注文したパスタが来ると、なんと片手にフォーク片手に文庫を持ち、そのまま食べながら読み続けていました。パスタはしっかり量があるのですが、10分も経たないうちに食べてしまいました。一度テーブルに本を置いて、紅茶をドリンクバーから持ってくると、もうそのまま続きを楽しんでいました。食べながら、の時よりも集中しているという雰囲気です。
私は、買ってきた雑誌を広げるのも忘れて、その女性の姿に見入ってしまいました。読書好きを自称していますが、もしかしたらその人の方が活字に対して熱心に想っているのかもしれません。わたしの視線をものともしないで、読みふけっているのです。
本当に、物語が好きな女性なんだなあと思いました。もしかしたら、恋愛のハウツー本だったのかもしれません。

夜も遅いからもう寝なきゃと思いつつ布団に入ったもののなんだか眠れないことがあります。本当は、まだ眠りたくないのだと気がついて、布団の中でうつ伏せになって本を読み始めてしまうのです。ここで、スマホなんてだしてきてLINEをチェックし始めたら、ちょっとアウトです。スマホだと眼がますます冴えてきて、何時間も眠れなくなってしまいます。
その点、読書はいいです。読みかけの好きな本や、読もうと思ってそのままになっていた本をこの機会だからとページをめくるのです。もし、あまりにもストーリーにのめりこんでしまって途中でとまらなくなったら、そこはそこで、朝までかかったとしてもラストシーンまでいきましょう。そこそこ夢中になりきれなかったら、いい具合にまぶたが出会いそうになりそうなところで、すぐに眠ってしまいましょう。
お話の中にはどんどん入っていけるのに、なんだか涼しいなあと思ったら、肩が布団からでていました。しっかり布団をかぶって、明日は書見台を買いに行こうと決めました。本をしっかり押さえておけば、布団から肩や腕が出ることはありません。暑くなったら、また姿勢を考えることにします。うとうとしながらの本は、なんだか遠足の前日みたいです。

私が小学生くらいの頃、何か調べようとすると、本でしか情報を得ることができませんでした。だから、学校や地元の図書館に行ったりしました。そこで数や情報がが足りないとなると、電車で2駅先の中央図書館まで行きました。今度は、大きすぎて自分の目当てのジャンルがどこにあるかなかなか見つけることができませんでした。どうしてもわからない時には、貸出係の席にいる人に聞いたこともあります。
司書、という名称を知るのはずっと後のことです。
今は、もっとずっと調べ物は便利になったと思います。インターネットというものがあるからです。パソコンだけでなく、スマートフォンがあるので、外出先でも簡単にできます。調べるという行為が重大なものではなく、気軽になってます。インターネット検索で得られる情報は、多すぎてどこを取るかということを考えます。
それでも、調べ物は本も使います。何か新しいことをしようとか、あることをコンパクトにまとめてものを読みたい知りたいという時には、本です。しかも、小学生や中学生に向けて書かれた百科事典のような書物なら、とてもわかりやすいです。そして、言葉が簡単で読みやすいし、すぐに理解できるのです。絵や写真も多く、眺めているのが楽しくなります。

作家さんのことを先生と呼ぶ人は多いです。教科書に出てくるような文豪とか、今の世界でも大御所と呼ばれている人なら「先生」もありですね。若い新人作家さんでも、期待の星なら先生と呼ばれることもあるのでしょう。
最近、学生時代からの長い付き合いの友人が作家としてデビューしました。新人というには若干フレッシュさには欠ける年代です。だからでしょうか、文豪までとはいかなくても年齢的に貫禄があります。名称に負けてはいません。
出版社の方は呼び慣れているので違和感はないのでしょう。呼ばれた方はどうなのかと聞いてみたら、初めはびっくりしたそうです。ただ、他人から作家として見られているんだと思うと、自覚が出てくるもので、さらには、面白い小説をたくさん書きたいという意欲が出てきたと言ってました。それはプレッシャーですよね。いい意味で、自分を追いこんで作品を作り出していくことが、物語を紡ぎだす書き手として生きていく決意につながっているのだと感じました。
とはいうものの、私にとっての友人は、やはり同年代の同等の女性です。これからも、友人のことは学生時代からのあだ名かファーストネームです。むしろ、ちゃん付けくらいの方がいいかな、と考えています。

本屋さんに行く目的は、まず、本を眺めることです。あの本を買おうとかはっきりした目的があってもなくても、眺めます。書店イチオシ本や売れ筋を見極めていきます。店員さんでは、ないのですけれど。
駅の改札に近いところにある本屋さんは、本の他にいろいろあるところが多くて、ちょっとうれしくなっちゃいます。ブランドムックの雑貨付きの本も楽しいです。それから、文具もちょこっと置いてあるところが好きです。ひと言便箋とか、付箋とか、使いやすく工夫されたノート、です。付箋で、やることリストが書けるもので、すみっこにワンポイントイラストがあったら、かなり心が揺れてます。家に帰れば、一つか二つは必ずあるはずなんです。本と一緒で、見ると欲しくなるんですね。
本屋さんにあるものは、最早本だけではないですね。女性向けにはブランドムックでの雑貨があるし、月刊誌でも男性誌でも女性誌でも付録つきのものが増えてきました。ビジネス系雑誌にも付箋やファイルがつくこともあります。そして、絵本にも音が出るものだったりフエルトのグッズがついているものもあります。
いっぱいあるので、楽しみ方が広がります。さっき、可愛い花柄のポーチが付録にある月刊誌を見つけました。5分迷ってから、買って帰ることに決めました。

皆の幸せの形はそれぞれで、大きな物だけをそうと呼ぶ人もいれば例え小さくてもありがたく感じ取る人もたくさんいます。子どもの寝顔を見ている時が一番幸せな人、彼氏や旦那さんと一緒にいる時が最高の時間だという人、大好きなペットに出迎えられる時に嬉しさを感じる人、今日一日何もなかった事を良かったと思える人、健康に生きてこれている事に感謝できる人、お米を食べている時が至福の時だと思える人、千差万別です。でも小さくてもそれを幸福だと取れる人って良いと思う。それって人生のもっと多くの時間を嬉しい、楽しいと思える時間で過ごせるからです。悲観になったり嬉しさ度合いのレベルが高すぎるとなんだかもったいない気がする。毎日の些細な事を良かった、嬉しい、ラッキーと思えたらもっと人生楽しいと思うんです。私は、欲しい本が古本屋でたまたま見つかるとそれで一日ラッキーに終われます。大好きなお菓子がセールしてるだけでも嬉しくなれる。その事を当たり前としてとるか運が良かったととるかで気持ちが上がったりそのままだったり。どうせなら楽しい方がいいかなっと。人の幸せな話を聞いてほっとするのもいい時間だと思います。皆がそんな時間を分かち合えてる事に又更に笑みがでる。そんな生活がおくれている事にも感謝ですね。

大好きなアーティストさんの新しい曲が出たので、さっそくゲットしてきました。とっても繊細な歌詞を、ちょっとハスキーなやわらかくて強い声で歌い上げる人で、何年も前から大ファンなんですよね。
その人の魅力は何?と聞かれたら、一番はやっぱり歌詞かなって思うんです。物語性がとても高くて、アルバムとかだと一本の小説のように感じるほど。一番最初にブックレットを開いて、書き並べられた言葉をじっと見て、音楽を聴くために買ったのか歌詞を読むために買ったのかわからないくらい(笑)同じファンの人に聞くと、やっぱり詞がいいと言います。もちろん、歌もとっても上手だし、メロディも甘くて切なくてどこか懐かしいような、すっと心に入ってくる不思議な旋律です。そういうすべてをあわせてすべてが魅力だとは思うんですが、一番どこがいい?と聞かれれば迷う事はないです。
何度かライブにも行って生で歌っているところを見ることができたんですが、やっぱりすごく素敵!CDで聴いているよりもずっと心に言葉が響いてきて、その時の感情や出来事によってちょっとずつ受ける印象が変わったりするのも面白いです。どんなにいい詞でも、心が入らなかったら商業商品にしかならないというのがポリシーらしく、実体験を元に書かれているらしいのでそのあたりも響くポイントなのかもしれないですね。本をたくさん読む人だと言っていたので、言葉選びが上手なのかなあ。いつか、詩集とか出して欲しいなあ。

大きなめがねに、目元のあたりまで覆う前髪、一年中マスクをして、待ち合わせのときはいつも本で顔を隠すように読書に没頭している友達。待ち合わせなのに、まるで推理小説の下手な探偵さんが返送しているときのようないでたちなのには理由があります。
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